Monday, January 23, 2017

大統領就任式を見たので、たまには真面目な話を


ちょっと真面目に話をしてみようかと思います。
ですが、あくまでも個人的な感想なので結局なところそんなに真面目な話でもないかも?

先週金曜、早朝から大統領の就任式をテレビ中継で見ていました。
ワシントンDCで行われていた就任式は、こちら西海岸のまだ日の出前から始まったのでなんだか海外の映像を見ているような光景でした。そりゃそうですよね、こちらでは当たり前のようにどこでも生えているパームツリーが1本も見当たらないんですから。

なにかを期待して中継を見ていたわけじゃないのですが、これだけニュースで騒いでいるし、初めて見るものだから物珍しい物に思い見てみようとテレビをつけたところ、どのテレビ局も中継をしていて結局のところ強制的に就任式を見せられた感じです。

選挙の前から感心していたのですが、アメリカの人ってとっても政治に関心があるんですね。そこが日本と大違い。関心があるといっても政策に関心があるのかどうかまではわかりませんが、こんなにも選挙キャンペーンで盛り上がるってすごいと思いました。

日本では大統領というポジションがありませんが、国のトップである総理大臣というポジションに置き換えて考えたところ、そもそもわたし達日本国民に総理大臣を決める権利がないです。総理大臣を選出するのは国会議員の投票です。その国会議員を選出するのは国民であるけど…参院選だって投票率の低さったらすごいですよね。そうなると、直接国民の意思が伝わらない総理大臣の選出なんてそこまで興味を持てない!となってしまうのでしょうか?

ここアメリカでは老いも若きも選挙大好き!大統領にトランプは嫌だっ!と抗議活動をする人も本当に大勢いますが、そこまで関心を持っているということが何よりもすごいなと思います。嫌いなら無視すればいいし、もう決まったことなんだから騒いだってしょうがないじゃん・・・ってわたしは思ってしまいます。

デモ行進を行い、就任式の当日になっても諦めずワシントンまで行って抗議活動を続ける。どんな信念をもって活動をしているのかわかりませんが、そうやって行動に移せるのはすごい!わたしにはそんな情熱がないですもん。それだけ自分の国が好きなんでしょうね。

日本でこんなことって起こるのだろうか?と考えますが、銀座や国会議事堂付近でたまに見かけたデモ行進らしきものだって警察の先導におとなしく従って行進してる姿を見たぐらいなので、こちらのニュースで見かけるような警官隊と衝突して逮捕されるような激しいデモ活動が日本で起こるとはどうも想像がつきません。

それって国民性の違いなのでしょうかね?日本人はおとなしいのではなく、意見を述べない国民性なのか?その反面アメリカ人の個々人の主張の強さったらすごいですよ。日本人は見習うべき?それも疑問に思いますが、もうちょっと主張したっていいのでは?なんと思ったり。

そう、話がそれましたが就任式。まぁ、これと言って面白いものでもなく、いろんな人の紹介やスピーチを聞いて、宣誓を見て、ふ~ん…って感じでした。一通り見て飽きたので、掃除やらご飯を作ってとテレビを見ていなかったのですがいつの間にかパレードが始まっていました。このパレード、何時間も延々と続いてました。何十?何百?組のマーチングバンドが出てくるのかってぐらい、見るたびに必ずマーチングバンドが出てくるし、騎馬隊はいるし。一番衝撃的だったのは、トラクターのパレードでした。はい、農業用のトラクターです。それが何十台もパレードしてました。よくわからないけど、農業大国だからかな?なんかすごいね。

当日、こちらLAは大雨だったので外出もせず一日中そんなテレビ中継をみていたのですが、なんだか国の大きさと違いを見せつけられたような一日で、なんだか疲れちゃいました。
市民権を持っているわけではないので当然選挙権ももっていないわたしですが、なんだかこの国の行く末が不安になります。


(Photo by Savored Jorneys)

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