Sunday, May 15, 2016
電車での出会い
先日、江の島に向かう電車でちょっとした出会いがありました。
都心と反対方向に進む平日の電車は座席も空いていて快適でした。何も考えず空いている座席に座ってみたら、隣の空席に光るコインが…
おっ!500円じゃないですか~♪って、すっごいテンション上がりました。すぐにコインに向かって手が伸びそうになったのですが、なんか視線を感じる?はい、近くにお座りの方たちがしっかり私の次の行動を見ているのを確認できました。みなさんコインが気になっていたんですね。
さてどうしたものか?欲と羞恥心?の、せめぎあいの結果わたしはコインに手を出してしまいました。だって500円ですよ!
あっ、たった今気づいた。こんなところにお金が…って、わたししか分からない雰囲気作りでコインを手に取ってみたら…500円じゃないじゃん!いらねっ。わたしのわくわく気分返してよ!
そっとコインを座席に戻しました。そしたら、隣に座っていたおじいさんが『500円でしょ?もらっておきなさい』って。やっぱり見てましたね、わたしの行動を。ここで無視するのも大人げないですし、恥ずかしさ絶頂なのでおじいさんと会話しましたよ。
『これ、日本のお金じゃないです。』
『どこの国のお金かな?』
『アメリカの25セントです。』
『それは日本円でいくらぐらい?』
『30円ぐらいですね…』
『30円か… でも、きれいなコインだからネックレスにでもしなさい。持って帰りなさい。』
『そうですか~?じゃあ、いただきますね。』
って。
絶対に、周りの方たちこの会話聞いてましたよ。そしてみなさん、なんだ~500円じゃなかったんだ…って思ったでしょう。
おじいさんに説得されたこともあり、25セントをかばんに入れたわたしですが、内心嬉しい気持ちがありました。ネックレスにはしませんが、お洗濯に使用します!だって、アメリカで洗濯機使うのに25セントのコインが大量に必要なんです。アメリカのアパートは、ランドリーと呼ばれる洗濯室が併設されているところが多いんです。いわゆるコインランドリーです。25セントのコインしか使えないんですよ。洗濯機と乾燥機の使用で1回に9枚のコインが必要です。どんなにコインを貯めていてもあっという間になくなります。
500円玉の魅力には敵わないけど、25セントも悪くないよ♪
平日の電車にて、25セントとおじいさんとの出会いでした。
(Photo by emBroider)
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