Monday, February 13, 2017
少しだけ2月の思い出話
初めてLAに来たのは3年前のちょうど今の時期でした。
東京では大雪が降って交通機関が大騒ぎしていましたが、国際線の飛行機は遅延もなく離陸したのをよく覚えています。
初めてのLAどころか、アメリカに行くのも…これで2度目。20年前に一度行ったきりだし、すでに記憶もあいまい。実を言えばハワイにも行ったことないんです。
いままで、とにかくアメリカ方面に行く機会もなく、興味もなかったので航空券がいくらするのかも予想もつきませんでした。
そんなわけで最初はちょっと緊張した飛行機旅でしたが、羽田空港からの深夜初フライトは仕事終わりで疲れている私にはぴったり。軽食を食べて、映画を見ながらうとうと。寝たり起きたりを繰り返しているうちに機内の灯りが戻り着陸前の食事が提供され、あっという間にLAに到着。
降り立った飛行場は羽田とも成田とも違う感じ。だだっ広い、という印象が一番強く夕日がとにかくきれいでした。入国審査場に向かい大きなターミナルをひたすら歩いて歩いて、列に並んでいよいよわたしの番!
黒人の屈強そうな女性の入国審査官。その迫力に圧倒されてしまいました。何日滞在?どこに?一般的な質問をされましたが、何しに来たの?友達に会いに来ました、と答えたところから雲行きが怪しく…
友達?それはボーイフレンド?ガールフレンド?
ボーイフレンドです。
じゃあなぜボーイフレンドと言わない?友達とボーイフレンドは別でしょ!
こっ、こわい…
思わず、すみません…と言ってしましました。
他の列の人は次々と審査を通過して荷物を取りに向かっているのに、わたしだけ尋問のように質問攻め。
そのボーイフレンドはどこで働いている?何をしている?何年働いている?サラリーはいくらだ?あなたは何をしている?何年働いている?サラリーは?ボーイフレンドとは何年付き合っている?どこで出会った?
はぁ?そんなプライベートなことに答えなきゃいけないんですか?
でもここで口答えしたら強制送還されちゃうかも…
10分近くもそんな恐怖心でブルブルしながら一つづつ答えていくと、最後に、帰りのフライトチケットを見せて!
叩きつけるようにパスポートにスタンプを押され入国を許可されましたが、アメリカの入国審査は怖い!という印象だけが残っています。今でもトラウマのように覚えています。
急いでターンテーブルに向かい荷物を取ってゲートを出ると、がらっと広く古い建物感がすさまじく、人もちらほら。これがLA?
そこにぽつっと立って待っていてくれたのは当時ボーイフレンドであった主人です。
たった1日で、大雪が降っていた東京から生暖かいLAに来てしまったこと。自分の目の前に主人となる人がいること。入国審査での恐怖。今でもその瞬間の記憶が鮮明に残っています。
その時は、どこに行っても、何を見ても、規模の大きさにびっくりの滞在でした。日本の繊細さは微塵にも感じさせないアメリカの大味さ、写真が物語っているでしょ?
これ、リンゴ飴です。もはや飴ではないけど…
ここ最近、こんなことを思い出すことが多かったので思い切ってブログに書いてみました。
こんな思い出っていつまで覚えてるんでしょうね?
(Photo by emBroider88)
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