平和とは…

終戦記念日と定められている今日、8月15日。ほんの少しだけでも平和について考えてみようと思います。
もちろんわたしは戦争を知らないし、両親ですら戦後の生まれなので戦争について深く話すことはありません。学校で勉強したことや、テレビや新聞で見聞きしたことだけが自分の知っている戦争ですが、それらのことからわたしが話せることなどありませんが、心底思うことは今この時代の日本に生まれて幸せだと思っていることです。

わたしが以前暮らしていた東欧の国は大変美しい国ですが、経済は日本に比べれば発展もしておらず貧しい国です。当時、コソボで紛争が起こり多くの難民が街にやってくるのを目にしました。一見何でも揃っているようなスーパーでも、売られている商品の種類は日本や西ヨーロッパの国々とは比べ物にならないほどに少なく、冬には生野菜を入手するのも困難でした。生活に必要な物資があって当たり前と考えていた10代のわたしでしたが、そのような国では日本の常識など通用しませんでした。日本のような便利な暮らしをすることもできませんでした。

便利な生活が幸せかと言うと決してそうではないでしょうが、現代の日本には戦争も紛争もなく、身の危機を感じることもなく平和な生活を送れる毎日があります。犯罪がないわけではありません。それでも日本は、世界の中でも有数な豊かで平和な国です。毎日それが当たり前に思い暮らしていると、平和だなんだって考えることもないと思いますが、自分たちの当たり前の毎日は他国では決して得ることができないことであったりします。
今日も毎日と変わらない一日だと思いますが、ほんの少しでも平和について考えてみるのもいいかと思います。


(Photo by Gardening For Life)