Sunday, July 24, 2016
夏の風物詩と言えば?
夏の風物詩と言えば、スイカや花火など色々あるかと思うのですが、個人的にはセミも夏の象徴だと思っています。
女性はセミに限らず虫が苦手な方も多いかと思うのですが、わたしはセミは全然平気で触ってしまいます。セミの抜け殻なんて見かけたときなんてむしろちょっと嬉しくなるぐらいなのですが、他の虫に関してはできることなら触りたくないです。
そんなセミですが、毎日朝早くからミンミン?ジージー?泣いていますね。そして毎日こてっと息絶えているセミを見かけます。この姿を見るたびに切なくなってしまいます。セミが成虫となるまで長い年月土の中にいることはよく知られていることだと思いますが、実際のところ何年間土の中で幼虫として過ごしているかご存知ですか?
セミの種類によって幼虫の期間は違ってきますが、およそ3年から15年もの長い年月を土の中で過ごした後に地上に出てきて羽化して成虫として飛び立つんです。成虫となったセミってきれいですよ。羽の透き通った感じなんてアートです。幼小の頃、山口県の田舎町で育ったわたしはもちろん夏になればセミ取りをしていました。子供のわたしに捕まえられるのはアブラゼミぐらいなのですが、どうしてもクマゼミが獲りたくて虫網を振り回して毎日走り回っていました。クマゼミの貫禄のある大きさと言い、透明に透き通った羽。子供のわたしにとっては虫の王様でした。
子供の頃には考えもしなかったセミの一生ですが、大人になって考えてみるとなんとも切ない一生じゃないですか。何年も何年も土の中で過ごした後にやっと羽化して地上で夏を感じるのかと思いきや、たったの10日ほどでその一生が終わってしまうなんて。寿命を全うできればまだいいほうで、羽化している途中に鳥や他の昆虫に襲われることも多いし。何のための幼虫時代?って思いません。そんなことを考えると、コンクリートの上で息絶えているセミを見ると切なくなってしまって、せめて土に返してあげようと思い植木や木の下にセミを移動させてしまうわたしです。
決して子供たちに『虫取り禁止!』なんて言いませんよ。ただただ、こんなことするようになった自分って、年を取ったなと感じているだけです。
(Photo by Society6)
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